この記事でわかること
2024年の自賠責保険料に変更はありません。
金融庁の会議によって改定され、据え置きが決まりました。これまでの保険料と同じです。
【早見表】2024年度の自賠責保険料
見直しがないという前提で、2023年度の自賠責保険料を載せておきます。
車種・保険期間 | 12か月 (1年間) |
13か月 | 24か月 (2年間) |
25か月 | 36か月 (3年間) |
37か月 |
---|---|---|---|---|---|---|
普通乗用車 | 11,500円 | 12,010円 | 17,650円 | 18,160円 | 23,690円 | 24,190円 |
軽自動車 | 11,440円 | 11,950円 | 17,540円 | 18,040円 | 23,520円 | 24,010円 |
バイク(251cc~) | 7,010円 | 7,150円 | 8,760円 | 8,910円 | 10,490円 | 10,630円 |
バイク(125cc~250cc) | 7,100円 | – | 8,920円 | – | 10,710円 | – |
原付バイク | 6,910円 | – | 8,560円 | – | 10,170円 | – |
自賠責保険料は国によって定められているので、保険料は一律です。どこで加入しても同額です。
ただし任意保険は民間運営なので保険料はバラつきがあります。自動車保険一括見積もりキャンペーンを活用して、コスパの良い保険会社・プランを見つけるのが賢いです。
過去の自賠責保険料の見直し内容
2024年度は、保険料の変更はありません。2023年度は前年に比べて1割ほど安くなりました。
自賠責保険料は損害保険料率算出機構が定めており、おおむね2~3年に1回、保険料が見直されます。
2000年以降の見直しは、以下の通り。9回の見直しがありました。
見直し年月 | 見直し内容 |
2002年4月 | 約15%値上げ |
2005年4月 | 約5%値下げ |
2008年4月 | 約24%値下げ |
2011年4月 | 約12%値上げ |
2013年4月 | 約13%値上げ |
2017年4月 | 約7%値下げ |
2020年4月 | 約16%値下げ |
2021年4月 | 約7%値下げ |
2023年4月 | 約11%値下げ |
2025年4月? | 5~10%ほど値下げ? |
途中数回の値上げを挟みながらも、全体としては値下げの方向です。
その年によって値下げ理由は様々ですが、直近の2023年の場合だと、保険金支払額が減っていることが主な理由です。自動ブレーキ、運転支援などの安全システムが新車に標準搭載されるようになり、交通事故件数が低下しているのです。
順当にこのまま安全システムが普及すれば、さらなる事故件数減少→保険金支払い額の減少ということになり、次回の見直しでも値下げされるかもしれません。
ただし、日本国内のインフレが障害になるかもしれません。過去20年、日本は安定した物価でしたが、ここ2年ほどで急激なインフレおよび円安局面を迎えています。
自賠責保険には、被害者支援として「療護施設の運営」「介護料の支給」が含まれており、このあたりの人件費などが高騰しているのであれば、値下げされないどころか、値上げの可能性も否定できません。
わかり次第、追記します。